DirectWriteとは
・GDI/GDI+の後継となる文字描画用API群でWindows8.1からは縦書きにも対応しています。
DirectWrite利用のメリット
・より細かいフォントスケーリングが可能になります。
・アンチエイリアス処理がMS明朝など幅広いフォントに適用可能になります。
・フォントフォールバック機能を独自実装しますので、いままで・(中点)で表示されていた外字が表示可能になります。
・漢字異体字シーケンス(IVS)が縦書きで表示可能になります。
調整可能な文字品質
- レンダリングモード
以下の6つのモードから選択します。当ソフトでは最後の「Natural Symmetric」をお勧めします。
・Default
フォントおよびサイズに基づいて、レンダリングモードが自動的に決定されることを指定します。
・Aliased
アンチエイリアシングを行わないことを指定します。
・GDI Classic
バイレベル テキストと同じメトリックで ClearType レンダリングを指定します。
グリフは、整数ピクセル境界にのみ配置できます。
・GDI Natural
CLEARTYPE_NATURAL_QUALITYで作成されたフォントを使用するGDIを使用して、テキスト レンダリングと同じメトリックで ClearTypeレンダリングを指定します。グリフのメトリックはバイレベル テキストの場合よりも適切な値に近くなりますが、グリフは引き続き整数ピクセル境界に配置されます。
・Natural
水平寸法のみアンチエイリアシングで ClearType レンダリングを指定します。
・Natural Symmetric
水平寸法と垂直寸法の両方のアンチエイリアシングで ClearType レンダリングを指定します。
- ガンマ
ガンマレベルを1.00~3.00の範囲で指定します。値が大きくなる程、細く薄く描画します。 - コントラスト
コントラストを0~10の範囲で指定します。値が大きくなる程、明暗の差が強調され描画されます。 - ClearTypeレベル
0から1.00の範囲で指定します。値が大きくなる程、フォント描画に中間色を積極的に利用します。 - Pixel Geometry
以下の3つの中から選択します。通常の液晶モニターであれば2番目の「RGB」を指定します。
・FLAT…各ピクセルの赤、緑、および青の色のコンポーネントが、同じ点を占めると見なされます。
・RGB…各ピクセルは、3 本の縦線 (左側が赤、中央が緑、右側が青) で構成されます。
・BGR…各ピクセルは、3 本の縦線 (左側が青、中央が緑、右側が赤) で構成されます。